日常的に使っている家具の一つが寝具、ベッドです。
あまり気にしないで使っているかもしれませんが、実は様々な種類があり、種類ごとの特徴もあります。
そのため、自分のベッドを選定する際には、正しい知識が必要です。
そこで、こちらの記事では以下のような内容について紹介します。
こちらの記事を元に、自分の身体に合ったベッドを見つけてみてくださいね。
ベッドの構造
ベッドは大きく分けて「本体フレーム」と「マットレス」の2つで構成されています。
本体フレーム(素材)
本体フレームはベッドの骨組みにあたる箇所です。素材には以下の4種類があります。
ウッドフレーム
ウッドフレームは木でできていることから、自然な印象があり、落ちついた穏やかな雰囲気を出せます。
ファブリックフレーム
ファブリックフレームは、合成繊維でできたフレームです。
主にポリエステルで出来たものが多いですが、綿かウールで作られたコーデュロイという素材で作られているものもあります。
感触がよく、柔らかいためぶつかっても怪我をしにくく、子どもがいる家にはおすすめです。
レザーフレーム
レザーフレームは、合皮(フェイクレザー)や本革で作られたフレームになります。
合皮で作られているものは耐水性に長けており、濡れても拭くだけで大丈夫な点がメリットです。
一方、本革で作られているものは、素材自体が丈夫で長持ちしやすいところや、使っていくうちに素材に味が出るため、変化を楽しめる点が強みになります。
パイプフレーム
パイプフレーム(パイプベッド)は、鉄(スチール)性などのパイプで作られており、コストパフォーマンスに長けており、軽量な点がメリットです。
ただし、不安定な点や、ぎしぎしと音がなりやすいというデメリットもあります。
本体フレーム(素材)
本体フレームは、構造的には以下の5種類の部品で構成されています。
ヘッドボード
ベッドの頭側にある部分の板です。頭がベッドからはみ出ないようにするための部品です。
最近では収納やコンセントなどがついているものや、棚がついたものなど機能性に長けているものも増えています。
フットボード
フットボードとは、足側にある板の部品です。 足がベッドの外に出てしまうのを防ぐ役割を持ちます。
サイドフレーム
サイドフレームは側面についている板です。
サイドフレームにはフレームより大きく、左右に飛び出るような「スデージタイプ」と呼ばれるものもあります。
床板(ボトム)
床板は(ボトム)、マットレスを置くための大きな板状の部品で、弾性のボトムと非弾性のボトムがあります。
弾性ボトム
スプリングなどを用いてクッション性能を有するもので、スプリングボトム・ボンネルコイルボトム・ウッドスプリングボトム、などがあります。
非弾性ボトム
非弾性ボトムとは、床板やすのこ、畳などを用いたものです。
クッション性は劣るものの、安定性や通気性に長けたタイプのボトムです。
脚
脚はベッドを支えるための部品です。基本的には、底面に4本ついています。掃除しやすさを重視したい方は、脚の高さを意識する必要があります。
マットレス
マットレスとは、ベッドの床板の上に設置する、厚いクッション状の部品です。寝ている時に自然とかかってしまう体圧を分散して寝た後に身体の痛みを軽減できます。
また、寝汗を吸い取り、放出してくれるため、湿気が溜まりにくく、快適な睡眠をサポートしてくれます。
種類も多く、反発性や素材などによってメリットやデメリット、値段などが大きく変わってきます。
マットレスの種類
マットレスにはいくつかの種類があります。
それぞれ構造やどのような強みがあるのかが異なっており、以下のようなものがあります。
スプリングマットレス
スプリングマットレスは、中にバネが入っているタイプです。内部の太く、強い多くのバネが全身をしっかり支えてくれます。
スプリングがどのように組み込まれているかによっていくつかの種類に分けられます。
例えば、スプリングが小袋に入っており、それ全体で全体が覆われている「ポケットコイルマットレス」は、振動が少なく、安定している点がメリットである独立式のマットレスです。
そのため、ダブルベッドなど複数人での利用に向いています。
これ以外にもバネがどのように並んでいるかによって種類が異なり、それぞれ強みや弱みが変わってきます。
ウォーターマットレス
ウォーターマットレス(ウォーターベッド)とは、その名の通り、中に水が入っているマットレスです。マットレスの中でも特に寝心地の良さが魅力です。
内部が水であるため、身体に完全にフィットし、体圧がほとんどかかりません。また、虫も湧きにくいという特徴があります。
一方で、他のマットレスに比べて高額かつ重く、移動が困難な点もデメリットになります。
ウレタンフォームマットレス
ウレタンマットレスはスポンジのような柔軟性が魅力のマットレスです。
また、軽くて移動や処分がしやすい点もメリットです。
種類も高反発のものと低反発のものがあり、厚さも種類が多いため、予算などに応じて自分に合うものを選びやすいです。
一方で、耐久性はいまいちかつ、通気性も悪いため、カビが生えやすいというデメリットがあります。
まとめ
- ベッドは支える役割を持つ本体フレームと、寝心地を快適にする役割のマットレスで構成されている
- ベッドフレームは5種の部品で構成されており、各部品ごとに特徴があるため機能やコストを踏まえて選定すること
- マットレスは反発性が素材によって多くの種類があり、自分の睡眠スタイルや身体の悩み、複数人で使うかなどを踏まえて選ぶのが重要
このように、単にベッドといっても、一つの部品だけでも選定の際に意識しなければならない点は沢山あります。
そのため、自分に合ったベッドを見つけたいけれど、どれがいいのか分からない方は専門家であるインテリアコーディネーターへの相談がおすすめです。
インテリアコーディネーターに相談することで、お部屋と自分の身体にあったデザイン性と機能性を兼ね備えたベッドを見つけられますよら、
個人の方に直接相談したり、インテリアショップなどの専門店に専属のインテリアコーディネーターが在籍している場合もあります。
睡眠は人間に必要不可欠なものであり、身体を休めるための行為です。そのため、ぜひ自分に合った理想のベッドやマットレスを見つけて下さいね。
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