インテリアコーディネーター 活かせる職種と仕事内容を解説

職場のイメージ

インテリアコーディネーターの資格を取得した場合、就職や転職先としてどのような会社・仕事があるか気になりますよね。

今回の記事では、ハウスメーカーや工務店、ディベロッパーなどの職種における、インテリアコーディネーターの仕事内容について紹介します。

これから資格を取ろうか悩んでいる方にも、すでに資格を取得した方も、この記事を読んで就職・転職を有利に進めていきましょう。

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目次

インテリアコーディネーターが活躍する職種

インテリアコーディネーターが活躍できる職種の概要と、仕事内容について紹介し、活かせる経験やその他の資格についても触れていきます。

1 ハウスメーカー

ミーティングテーブル

家を持ちたいという人のために、ハウスメーカーは設計から施工までを担い、お客さんの希望を叶えます。

営業担当者がお客さんの窓口となり、家の設計段階からインテリアコーディネーターも関わっていくのがポイント。
例えば、お客さんの希望に合わせてリビングや寝室の内装・家具をコーディネートし、設計者と打ち合わせをすることもあります。

会社によってはインテリアコーディネーターが直接お客さんとやりとりをしたり、戸建てだけでなくマンションの一室を扱ったり、住宅展示場に常駐するという仕事もあります。

活かせる経験・その他の資格

家やマンションなどの営業・設計・施工に関する経験や、建築士や施工管理技士といった資格も活かせます。

例えば、設計や施工時にお客さんの要望で変更したい場合に、家の完成までの期間を考えた上でインテリアコーディネートの提案ができますよ。

2 インテリア建材・住宅設備機器メーカー

インテリア建材(ドア)

窓やドアなどのインテリア建材や、キッチン・浴室といった住宅設備機器のメーカーは販売だけでなく、インテリアコーディネートを担うこともあります。

インテリアコーディネーターはインテリアに合わせた建材・設備を考えるという大切な役割を果たします
例えば、内装の雰囲気やテーマに合わせてどういった色のドアが良いかや、また使いやすさやデザインを考慮したキッチン選びをしていくことなどが挙げられますね。

メーカーによっては、ショールームに来店したお客さんの希望を聞き、インテリアコーディネートを提案していく場合もあります。

活かせる経験・その他の資格

インテリア建材にはアルミ、樹脂、木材といった様々な種類があり、そうした素材についての知識があると活かせます。
また、キッチン家電などを通して設備関係の知識がある人も活躍できる場面が多いでしょう。

資格は建築関係の他、照明士などの専門性のある資格も活かせますよ。

3 工務店(建設会社)、リフォーム工事店

現場の監督

工務店は注文住宅などの建設や、リビングといった部屋のリフォーム工事を担う会社もあります。
お客さんが希望する家を建てるにあたり、設計・施工に加えて資材の調達・加工も担うのが特徴です。

インテリアコーディネーターはそうした資材の調達も踏まえてプランニングの提案をします。

例えば、お客さんの希望に合わせて床・壁などの素材を選ぶ際には、予算との兼ね合いを考えなければいけません。予算内でなるべく安く済ませるだけでなく、希望するインテリアに合わせた床材の提案をしていきます。

インテリアコーディネーターは、素材の価格とインテリアの見栄えを考慮した上で、お客さんの希望を叶えることが大切なってきます。

また、リフォームに関わる仕事の場合は、キッチンや浴室などの担当者とチームを組んだり、施工時には直接見に行ったりすることもあります。

活かせる経験・その他の資格

設計や施工の経験や、接客業の経験があるとお客さんとの対応に活かせます。

建設関係の資格の他、福祉住環境コーディネーターの資格も活かせます。
高齢のお客さんに最適なリフォームの提案ができるでしょう。

4 インテリアエレメント専門店、ホームセンター

インテリアショップ

インテリアエレメントの専門店やホームセンターは、テーブルやカーテンなど、インテリアに関わる品物の販売をします。

来店したお客さんの希望に合ったコーディネートの提案を請け負う店舗もあるのが特徴
販売している家具を元にインテリアを提案し、おすすめの商品を一式用意するという仕事もあります。

また、家具の購入サポートをしているお店もあり、インテリアコーディネーターはお客さんが「どのような部屋にしたいか」を踏まえて品物を選びます。
お店で販売しているカーペットやソファの組み合わせを図面やイメージ図などで表現したり、購入する商品の一覧を作成して予算などの検討をすることもあるでしょう。

活かせる経験・その他の資格

ウエディングプランナーや住宅営業、アパレルの販売員といったお客さんへの提案してきた経験が活かせます。

キッチンスペシャリスト、カラーコーディネーター・色彩検定といった店舗で扱う品に関わる資格も役立ちますよ。

5 ディベロッパー、不動産販売

マンションの部屋

企画・開発を事業とするディベロッパーや不動産販売会社では、家やマンションなどの販売を請け負う会社があります。

インテリアコーディネーターは、マンションや戸建ての購入を考えているお客さんにインテリアの提案をしたり、建物に関わるインテリアコーディネートを担ったりします。

例えば、マンションのディベロッパーでモデルルームの内装や、エントランスなどの共用部のインテリアコーディネートを担うこともありますよ。
マンションの一室を販売する場合は、戸建てとは違うマンションの特性を踏まえた上でお客さんの希望を叶えていくのがポイント。

他にも入居前にカーテンや家具、照明などの販売会・相談会で、お客さんの要望に合わせた品の注文を担うという「オプション販売」をすることもあります。

また、不動産販売の戸建てなどを担当する場合は、「リビングをモダンな雰囲気にしたい」といったお客さんの希望に合わせて、インテリアコーディネートをします。
契約から見積もり作成、納品までを担当し、スケジュールの管理もしていくのが特徴です。

活かせる経験・その他の資格

戸建て・マンションの設計や販売、家具などのインテリアエレメント全般に関する販売の知見が活かせるでしょう。

インテリアプランナー、マンションリフォームマネジャーの資格があると、マンション・戸建ての形状に合わせたインテリアの提案に役立ちます。

6 フリーのインテリアコーディネーター

フリーのコーディネーター

ハウスメーカーや工務店で直接働くのではなく、業務委託として仕事を請け負う場合や、直接お客さんと契約するフリーのインテリアコーディネーターもいます

業務委託とは、各社から依頼された戸建てやマンションなどのインテリアコーディネートを担当し、設計の補助から接客まで幅広く任せられることもあります。
その際にはいくつかのコーディネート案を出し、設計・施工の期日に合わせてインテリアを完成させることが求められます。

勤務時間・勤務日の拘束が無いことが多いのも特徴です。

まとめ

インテリアコーディネーターの資格があると、ハウスメーカーや不動産販売の他にもインテリア建材の販売店でも活躍できる可能性があります。

家やマンションに住みたいという人に、インテリアの提案をするのが主な仕事となりますが、販売や設計などにも携われるチャンスもありますよ。

これまでの経験や持っている資格も踏まえた上で、インテリアコーディネーターの資格を活かし、就職・転職を有利に進むと幸いです。

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