「そろそろ自分たちの家づくりを考えようか」
と思いはじめた時、とにかく大変そうだけど、まず何から手をつけていいのかわからないと二の足を踏んでしまう方も多くいらっしゃいます。
ここでは、家づくりをスタートする時の準備や家づくりの流れについてと、建設会社の担当者やインテリアコーディネーターに相談できる内容について解説します。
家族で夢の住まいについて話し合う
家づくりを第一歩は、家族の要望を全て書き出すことです。
どこに住みたいか、いつ頃までに引越ししたいか、庭でやってみたいことはあるか、休日はどのように過ごしたいか、趣味のスペースや書斎が欲しいか、インテリアや外観はどういったイメージか、暖かい家が欲しい、ランニングコストを抑えた家が欲しいといった家族の希望を全て出し合います。
この時、ご夫婦だけでなく一緒に住む全員の意見を聞き取りましょう。
お子さんにも「夢のおうち」のイメージはあります。犬を飼いたい!自分の部屋にベッドを置いて一人で寝たい!友達をたくさん呼びたい!ピンクいっぱいの部屋にしたい!といった子ども達の要望も大切にしましょう。
注文住宅の打ち合わせには多くの時間が必要です。打ち合わせの時間を「いつも長く待たされている時間」ではなく、「夢のおうちに近づいている時間」だと子供たちに理解してもらうことでスムーズに進めることができます。
予算や資金を整理する
資金についてもあわせて整理しておきましょう。
住宅ローンの返済金額はいくらまで可能か、何歳までに払い終えたいか、自己資金として無理なく出せるのはどのくらいかを試算してみましょう。月々の返済額としては、家賃、管理費、修繕費、駐車場代の合計額が目安の一つです。
土地、建物、時期、どんな生活がしたいか、室内イメージ、外観イメージ、支払い額といった要望が集まったら、優先順位をつけていきます。
優先順位は、この後、随時見直しが必要となりますので、絶対に外せない項目と柔軟に考えられる項目を明確にしておきましょう。
情報収集を行う
ハウスメーカーのWEBサイトや家づくりポータルサイトをチェックしましょう。
近年は、SNSに力を入れているハウスメーカーも多くあります。
Instagramでは施工例や完成住宅の室内写真が数多く配信されているので、希望するイメージに近い建物を作っているハウスメーカーを見つけるのに役立ちます。
また、家づくりのポータルサイトでは、多くのハウスメーカーを確認して一括でカタログ請求をすることができるほか、WEB展示場やWEB見学会を実施しているハウスメーカーを調べることもできます。
ハウスメーカーごとに自信を持っているアピールポイントが異なりますので、家族の優先したいポイントに合致するハウスメーカーを探すことができます。
いくつかのハウスメーカーに絞り込んだら住宅展示場などへ実際の建物を見学しましょう。
実際の建物を見学する
展示場や建売住宅見学の際は、時間に余裕を持っておきましょう。一軒につき30分~1時間半程度を予定しておくと安心です。
見学時に、最も大切にしたいのは、玄関に一歩入った瞬間の第一印象です。フィーリングが合うかどうかは、どうしてもWEBだけで感じ取ることは難しい部分です。
その他に展示場では、部屋の広さや天井の高さ、廊下や階段の幅などを確認すること、家具やインテリアコーディネート、飾っている雑貨、アプローチや外構を参考にすることが可能です。
また、室内の展示物も見どころがたくさんあります。住宅性能や各メーカーのアピールポイント、間取りの提案、といった情報のほか、各メーカーで所有している土地の情報、提携している銀行特別金利、棟数限定のお得な住宅プランなどを知ることができる可能性もあります。
建設会社の担当者は自社の住宅の性能や構造についてはもちろん、住宅本体以外にも土地探し、銀行ローン、税金といった家づくり全般に関しての知識が豊富ですので、気になる点はその場で質問や相談することができます。
打合せ開始後の流れ
要望に合致しそうなハウスメーカーを絞ることができたら、家づくりについて打ち合わせを始めます。
土地の見学や決定、建物の間取りの打ち合わせ、住宅ローンの申し込み、この3つはタイミングを合わせながら進めていく流れとなります。
決定しなければならない事項も多いですが、建設会社の担当者以外にも、設計士やインテリアコーディネーターの提案を受けることや、随時相談することが可能なため安心して進めることができます。
インテリアコーディネーターに相談できる内容
インテリアコーディネーターに相談できる内容について説明します。
インテリアコーディネーターは、ハウスメーカーに所属している場合もありますが、それ以外に直接相談することも可能です。ハウスメーカー所属のコーディネーターであれば無料で相談を受け付けてもらえる場合もあります。
コーディネーターは、室内の内装についてだけではなく、幅広い内容について相談可能です。
相談内容の一例をあげると下記のようなものがあります。
- 希望するイメージのインテリアに合わせた内装のアドバイスを受けることができる。
クロス、カーテン、照明、フローリング、クッションフロア、住宅設備の色などトータルでのバランスの調整をお願いすることができます。
- 要望に沿った機能を持ったクロス、カーテン、フローリングの紹介を受けられる。
クロスやカーテンであれば、汚れがつきづらくお手入れが簡単な商品、吸湿性能を持った商品、ウィルスやアレルギー原因物質を抑制する商品。
フローリングにおいては、ペットに最適な商品や水回りでも安心して使える商品などがあります。
- イメージに合った外装材と屋根のカラーコーディネートを提案を受けられる
室内だけでなく、外観についても相談できます。外壁、屋根、玄関、窓枠、玄関タイルといった建材のデザインや色づかいは、建物の印象に大きく影響します。妥協せずに選定したいといった意見の多いポイントです。
- 電気のスイッチやコンセントの取り付け場所についても相談できる。
お掃除ロボやスティック掃除機の置き場を設計時から予定しておくことや、将来的な模様替えや部屋の用途変更の場合でも不便なく使えるようにコンセントの位置を設定することが可能です。
- 家具店、雑貨店、カーテン生地のショールームを紹介してもらえる
ハウスメーカー所属のコーディネーターの場合、展示場で使用している家具や雑貨を購入できる店舗を調べることができます。またご家族のお好みに合いそうなテイストの店舗やブランドを探すこともできます。
まとめ
家づくりを始めるには、何から始めればいいかとその後の流れについて解説しました。
まずは家族全員の要望をまとめて優先順位をつけることや疑問点を書き出すことから始めましょう。
打ち合わせが進んでからのお悩みや気になる点についてはハウスメーカーの担当者やインテリアコーディネーターに気兼ねなく何でも相談することができます。
ご家族全員にとって、満足のいく家づくりを進めていただけるよう参考にしてください。
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